3月25日~4月1日はイースタ(復活祭)週間。シチリア島でも多くの宗教イベントが行われます。以下、シチリアを代表する復活祭イベントをご紹介。
トラパニ 「ミステリ」
厳粛なプロセッション「ミステリ」で有名。22の聖像が楽隊の奏でる音楽に合わせて町を練り歩きます。聖金曜日の午後2時より一晩中かけて続くプロセッションはイタリアで一番長いもの。
ピアナ・ディ・アルバネーゼ(パレルモ県)「伝統衣装を纏った女性達の行進」
16世紀よりアルバニアから移住してきた人々が築いた村は今でも、アルバニア語を話し、独自の習慣を保っています。復活祭の日、村人達が伝統的な衣装を身に纏い、ミサに参加。ミサの後は女性たちが村を行進して見物人に赤い卵を配り「祝福」します。
プリツッイー(パレルモ県) 「悪魔の踊り」
シチリア島でも最もオリジナル豊かな行事のひとつ。復活祭の午後、3名の悪魔がお囃子調の音楽に合わせて踊り、キリスト像とマリア像の再会を邪魔する というユニークなもの。小悪魔に変装した村の子供達も一緒に和やかに行われる一風変わった復活祭行事です。
エンナ 「ミステリ」
トラパニと同様、スペイン時代に由来する伝統的なプロセッション。有名なスペインのバジャドリッドのものとよく似て威厳を感じる行事。