|
シラクーサ 紀元前8世紀半ば、コリントからやってきたギリシャ人の植民都市 として設立。紀元前5世紀頃には絶大な権力を誇る大都市とな り、人口は約30万人を超えたという。第2次ポエニ戦争でローマ帝国に占領された後はゲルマン蛮族、ビザンチン帝国、アラブ、ノルマンなど多くの支配を受 けた歴史をもつが、古代ギリシャ時代は悲劇作家アイスキュロスをはじめ、哲学者プラトンなど多くの知識人もこの町を訪れ、本国アテネと勢力を争ったほどの 強国であった。またシラクーサは「アルキメデスの原理」で知られる数学者アルキメデスを生み出した町でもある。 島の見所は大きく分けて、ギリシャ劇場などが残る考古学公園と、アテネ神殿が基礎となった大聖堂などが残る旧市街オルティジャ島の2箇所に分かれている。 シチリアの遺跡を見るには是非訪れたいところ。夏にはギリシャ劇場で「ギリシャ悲劇上演期間」が毎年開催されるなど、文化的催しも多い。また、チアーネ川周辺にはパピルスが生息し、18世紀以来パピルス繊維の上にエジプト風な絵を描 いたものがこの地特産のお 土産である。2005年よりユネスコの世界文化遺産リストに加えられた。 |
||||||
主な見所
|
||||||
シ ラクーサはカターニャまたはパレルモから鉄道、路線バスで結ばれています。カターニャからのほうが便も多く便利です。また、タオルミナからの定期観光ツ アー、日帰りツアーなども運行されています。 |